夏が来れば思い出す。
田舎ですごした夏休み。
20年間、田舎ツアーを主催してきましたが、都会の子供たちに体験させたいことはいつも私自身が九州のおばあちゃんちで体験したことでした。
妹と二人で縁側に座ってスイカのタネを飛ばしたこと。
ばあちゃんが引っ張る牛の鼻輪を尊敬のまなざしで見ていたこと。
家の外にある五右衛門風呂、汲み取り便所。でっかいカマキリとオニヤンマ。
トウモロコシの皮むき、トマト丸かじり、夜の虫の声、蚊帳でプロレス。
じいちゃんはナイターを見ながら芋焼酎を飲んでました。
小学生に読ませたい絵本
私は1971年生まれ。この稿を書いている2021年現在、50歳です。
団塊ジュニアと言われる第二次ベビーブーム世代。結婚が遅かったので子供は2010年生まれと2013年生まれです。10歳と7歳。
そろそろ読書の面白さに目覚めてもらいたいと考え、色んな本を図書館で借りてきて次々に読ませています。
今日は7歳の娘に読ませる絵本を紹介します。
はたこうしろうさん作。
「まほうの夏」というタイトルの絵本です。
夏休み、小学生の兄弟が二人だけで田舎のおじさんちに泊まりに行きます、
川で遊んだり、山で昆虫を捕まえたり、突然○○に襲われたり。
団塊ジュニア世代の思い出の夏休みが蘇ります。映画「となりのトトロ」にも似た雰囲気の絵本です。
私たちの「おじいちゃんち」は田舎にあることが多かった。
今の子供たちには「都会のおじいちゃんち」が増えていると思います。
だから自然や田舎に触れる機会が少なくなっています。つばさプロジェクトで田舎ツアーを主催してきたのも、都会の子供たちに自然とふれ合ってもらいたかったから。
今はコロナで難しいですが、私の大好きな絵本だけでも紹介しておきます。
はたこうしろうさんの公式HP
はたこうしろうさんの公式HPはこちら。「まほうの夏」を一部だけ見ることができます。当たり前ですが一番オモシロいところは隠されています。笑
amazonでも試し読みができます。やっぱり面白いところは隠れています。
文章だけでなく絵もじっくり観察してほしいです。田舎の夏休みのディテールまで楽しんでほしいです。
例えばサビキ釣りの場面。防波堤でアジ釣りをするのですが、防波堤は何をするためのものか、ぜひお子さんと一緒に考えてほしいです。