地球温暖化に対して私たちができるささやかな抵抗は電気をこまめに消すことや、クールビズにウォームビズ、車移動の節約など。
ちっぽけな私がこんなことをいくら頑張っても大きな地球が冷えるはずないのですが、前記事の「一粒の稲」にも書いた通り「電気の力に頼りっぱなし」がどうしても許せないのです。
私ができることはなるべく電気の力を借りず、自分の力でやりたい。
お天気がいいのに洗濯物を乾燥機で乾かす人がいます。私は太陽と風の力で乾かしたい。
中学生の息子は最近スマホを持ち始めたので連絡帳にメモを取らなくなりました。学校の連絡事項ならスマホを見ればいつでもどこでも「オンデマンド」なのだそうです。
科学の力
地球温暖化に取り組む方法はいくつもあって、イノベーションの力で地球を冷ますのが最も現実的なようです。イノベーションとは科学技術の発達のこと。
人類はしばらく過去に戻れないでしょう。私は斎藤幸平さんの脱成長論が大好きですが今すぐには難しいと思います。
だから人類の電気使用量はなかなか減らせない。
そこで人類は考えました。
クリーンエネルギーの進化を。
現在の地球上で最も先進的なクリーンエネルギーは「太陽光発電」ではないでしょうか。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は宇宙にソーラーパネルを置いて、そこから無線で地球に電力を送るという計画を進めています。
大成建設だったか大林組だったかはそれを「有線」でやろうとしてました。大真面目に宇宙のソーラーパネルと地上の発電所を電線で繋ごうとしていました。
こんなことをやっているくらいですから海と緑に囲まれた美しい地球に戻るのはそう簡単なことではありません。
これからしばらくの間は「人間が科学の力で自然環境をコントロールする時代」が続くのでしょう。
しばらくの間ってどれくらい?
少なくとも100年間は続くでしょう。
長ければ1000年近く続くかもしれません。
100年後の地球ではたくさんの生き物が絶滅しており、人類は工場で栽培された食べ物ばかり食べているでしょう。
宇宙にカーテン
私は「人類は自然に勝てない」と考えているからこそ電気の使用を減らしたい。
だが21世紀の人たちの中には「人類が自然を制圧できる」と考えている人も多い。
生態系が少々乱れても科学力でねじ伏せることができると思っている。
近い将来、JAXAがクリーンエネルギーの開発に大成功。
もし人類が無限に利用できるクリーンエネルギーを手にしたら地球は一体はどうなるでしょうか?
私は「ますます温暖化する」と思います。
スマホみたいな便利な道具に頼ってばかりいるといつか痛い目に遭うと20世紀の人間は考えます。
そうなった時、地球を冷ます一番手っ取り早い方法は科学の力で「地球にカーテンをかぶせること」です。一発で地球を冷ませます。
ただしやり過ぎると氷河期が来るので注意も必要。
分厚いカーテンじゃなくて、白くて薄いレースのカーテンなんかがいいんじゃないでしょうか。